会社員時代に納得出来なかった事

私は過去にトヨタの部品会社の正社員として愛知県で3年ほど働いていた経験があります。トヨタ関連の部品会社としてはトップクラスの企業です。しかし中途採用で現場作業員としての採用でした。納得いかない事だらけで3年が限界でした。

 

業務内容はライン作業です。現場には度々、品質管理(QC)なるものがあります。毎度、この品質管理の進め方に疑問を抱いておりました。本来品質管理は、「何回かに1回この部品のこの位置に傷がつくから、この原因を究明して傷がつかないようにしましょう。」と言うものです。しかしどのQCサークルの発表を見ても「この設備のここを改善したら稼働率が上がって年間何十万プラスになった」といった内容でした。これはTPSトヨタ生産方式)です。詰まりQCTPSもごちゃ混ぜになっているのです。

私は上司にも先輩にもこの事を確認しましたが、疑問を抱いてる人は皆無でした。

 

世界のトヨタと言われTPSが注目されたので、自動車産業以外の企業でも取り入れている様ですが、TPSは節約程度の方式です。トヨタの利益は車販売によるものなので、TPSに重きを置いても儲かりません。

 

今回、自分が言いたかった事は、日本人は論理的思考力がなく物事の本質を理解できない人が大半であると言う事です。英語圏ではこの論理的思考を養う教育をしているので当たり前に身につくのですが、日本では行われていません。